家事・育児、仕事に役立つ禅の教えとは|心を癒す禅のことば

現代にも通用する禅の教え

「禅」をしっていますか?
今禅は世界中で大ブームになっている思想です。
元は仏教なのですが、いくつかの流派に分かれてそのうちの一つが日本で発展していきました。
アメリカで大流行している「マインドフルネス」は禅をもとにしていると言われています。
私たちの身近にある習慣にも禅の教えがもとになっているものもたくさんあります。
最近様々なテレビ番組で紹介されている禅をちょっと知るだけで目からウロコ、心がす〜っと軽くなります。
禅の教えを見てみましょう!

過去にこだわって、新しい環境になじめない時

そんな時にはこの言葉

「放(はな)てば満(み)てり」
…意味:手の中にあるものを捨て去れば、また新しいものが満ちてくる。

過去にしがみついていては、なにも新しいものは手に入りません。
過去の栄光、昔のプライドを捨てれば、楽しい出来事がまたやってきます。
これまでの栄光を捨てることで、また新たなよろこびを生み出すことができるのです。
川の水は流れが早いほど清流ですが、一箇所に留まった水は腐っていきます。
変わることを恐れず過去に固執せず、つねに流動的でアクティブな自分でいましょう!

嫌いな知り合いや友達がいて、雰囲気がよくない

「雨ならずして花落(はなお)つ」
・・・意味:雨が振るのも、花が散るのも自然の摂理。

人は不都合な出来事が起きると他人のせいにしがち。
でもじつはその「不都合な事実」は自然の摂理で起こった誰にも変えられないできごとです。
何かのせいではなく、「成るべくしてそう成っている」のです。
雨が降らなくても花は散るものなのです。
不都合な事を人のせいにして怒ったりなげいたりするのは簡単ですが、自然の摂理にいちいち怒るのはエネルギーの無駄です。
人を変えようとする前に、自分のやるべき事をやりましょう。
そのような心持ちでいれば、状況はおのずと変化していきます。

歳をとっていくのがこわい

「裂古破今(れっこはこん)」
・・・意味:古い、新しいという違いに良し悪しは存在しないということ。

ひとは新しいものと古いものを比較し、なにかと優劣をつけたがりますが、その価値観に根拠はありません。
新しいものにも古いものにもいいところと悪いところがそれぞれあります。
これを転じると、若い(新しい)・歳を重ねている(古い)という違いはは単なる生年月日の違いにすぎず、良いも悪いもないということです。
自分の中の「若くなくては嫌われる」「歳をとるとモテない」という価値観に振り回されることのないようにしましょう。

自分や子どもの将来が心配

「而今(にこん)」・・・意味:今を生きる

将来はどうなるのか、子供は進学できるのか、明るい未来はあるのか、心配ごとは尽きないと思います。
しかし細かい事を気にしてばかりいて何も行動しないと、時間ばかりが過ぎ去ってしまいます。
未来のことをあれこれ考える前に、今の自分をみつめなおし、答えを出して行動しましょう。
今を真摯に考え将来をイメージして行動することで、理想の未来がやってくるのです。

いかがでしょうか?あなたの心配事のヒントになる言葉があったでしょうか?
ふとした事から視点を変えてみると、悩み事は軽くなるものです。
もしまた道に迷ったら、禅の言葉をのぞいてみましょう。
何かあなたの助けになる言葉がきっとあるはずです!

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