子供にえらばせてはダメ?!足を守る靴サイズの選び方

子供の靴、どう選んでいますか?

子供の足はすぐ大きくなるので、いつも買うのはけっこう大変ですよね。
子供の足の骨は非常に柔らかいため、小学校にあがる前の子供たちにとって靴選びはとても大事です。
でもそんな大事な靴の合う合わないを、子供の感覚にまかせてサイズ選びしていませんか?

実はこんなにいた!靴サイズの合ってない子供たち

子どもの足と靴に関わる研究者の結果、日本の幼児の実に約3割のこどもが実際の足のサイズより小さい靴を履いていたという研究結果が出たそうです。
東京と長野の保育所・幼稚園の園児3歳〜6歳の600人以上の幼児の靴を測定、中には2センチ近くも小さい靴を履いていた子もいたそうです。
なぜこんなに靴があっていない子がいたのでしょうか。

子供靴がキツいとこんなトラブルが

小さい靴は外反母趾など、親指の変形の原因になることがあります。
ハンマートゥ(指先の曲がる変形)も小さい靴をはき続けることが原因です。

子供の靴が大きすぎると起きる足トラブル

では子供の靴は大きければいいかというと、実はそうではありません。小さいだけでなく、大きすぎても足が前にすべり、つま先を圧迫する原因になることがあるのです。いざ地震や火事などの災害で避難する時、大きい靴だと時間がかかりすぎて命を落とす危険もあります。

子供の成長に合った靴の買い方

幼児の足は1年で1センチ近く大きくなるので、新しく買う時は、あっという間に大きくなる分を5ミリと考え、余裕を持って1センチ大きいサイズを買うのが良いそうです。

危険!子供が選ぶ「ちょうどいいサイズ」

実は子供の足は神経も未発達なので、子供自身でのサイズの判断は難しいのです。
くれぐれも靴を選ぶとき、お子さんの「ちょうどいいよ」という言葉に惑わされないようにしましょう!

本当にあうサイズを見つける!靴の選びかた

専門家によると、まず足を測る時に、指先が赤くなっていたり、指先を丸めていないかチェックが必要だそうです。
中敷のある靴なら取り出して子供の足を乗せればサイズ確認ができます。
かかとを中敷に合わせ、つま先に大人の人差し指一本分ほど、中敷より余裕があれば適正サイズ。
足の指の1番長い部分から9ミリ程度余裕があるのが理想とか。
中敷がなくても、ボール紙などで紙片を作り、上記の方法でサイズを出して靴に差し入れると、サイズが小さいと紙片がそり返るので、適正なサイズかどうかを見ることができます。

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