動画を見つめる子ども

子供に見せているその動画、もしかしたら”エルサゲート”かも… ?子供向けを装った不適切動画にご用心!

子供に動画を見せて大人しくさせる育児方法が話題になっています。
ここではその是非を議論しませんが、スマホやタブレットでの動画の見せっぱなしには注意が必要です。
なぜなら、子供向けと思われた動画の内容が、急にそぐわしくないものに変貌する「エルサゲート」と呼ばれる動画が多数存在するからです。
子供の見ていたスマホの履歴をチェックすると、思わず悲鳴をあげてしまうかも…

子供アニメ動画にかくされたエルサゲートとは?

子供の見ていたアニメ動画を見ておどろいたことはありませんか?
私はあります。
ドラえもんの動画を見ていたタブレットの「おすすめ」には、しずかちゃんの裸がさらされているものや、ドラえもんがチェーンソーを持ち出してのび太を切ろうとする、あきらかに「おかしい」ものが並んでいたのです。
それは幼児用の動画をよそおって過激な内容を見せる「エルサゲート」と呼ばれる種類の動画でした。
最初は普通のアニメのように見えますが、次第に異様な内容に変わっていきます。

”エルサゲート”の語源は?

「エルサ」は映画『アナと雪の女王』のキャラクター、エルサからきているようです。
アニメーション全般をさす意味で使われています。
「ゲート」は好ましくない内容を門を超えて見せてしまうという意味で、組み合わせて作られた造語です。

子供は内容を判断できない

ミッキーがハサミを出してミニーマウスの体の一部を切ったり、アンパンマンがバイキンマンを頭から食べてしまったり、ちょっとトラウマになってしまいそうな内容のものが、普通のアニメと一緒に「次の動画」に表示されたりします。
子供にはそれが普通の内容なのか、異様なものなのか区別がつかないでしょう。
もしその動画に描かれたものが普通だと思い、まねをしてハサミを持ち出してきたりしたら、それはもうちょっとしたホラーです。

エルサゲートを見せない対策方法

やはり、子供に見せるスマホやパソコン、タブレットにフィルタリングをかけるのが一番です。
フィルタリングの方法は調べれば色々あります。

フィルタリングをかけるには

エルサゲートって何?子供がYoutubeで見てしまうのを防ぐ対策方法|ワカルバ

フィルタリングでは完全にシャットアウトはできない

ですが、フィルタリングは特に害のないサイトでもフィルターして見られないこともあるため、不便ではずしてしまった方もいるのではないでしょうか。
またどんなに細かく設定しても、エルサゲートはそのフィルタをかいくぐって子供が見てしまうこともあります。
一番大事なのは、子供に長時間見せっぱなしにしないことです。
できれば履歴をチェックし、不適切なものが候補にあがっていないか親の目で見てみましょう。
便利な動画ですが、子供の健全な感覚を損なうことのないように、気をつけていきたいですね。

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