塾の教室

【仁義なき中学受験】6年生でまさかのクラスアップ。しかし現実は厳しかった…

こんにちは。中学受験生の男子を持つママです。
息子は関東大手進学塾で上から2番目のクラスにいます。
真面目がとりえのごくごく普通の男子です。
そんな息子Tがある日塾の先生からこんな声かけを受けまして…

クラスアップは突然に

それは塾帰りに突然起こったそう。
息子が一人のところにクラス担当の先生が現れ「来週から上位クラスな」と言ったとか。
その時の息子、実感がわかず特に喜びも湧き上がってこなかったとか。
(ちなみに6年クラスは全部で5クラス。かつ統一模試で300位内の子だけを集めたTopクラスがあります)
夜、塾帰りのお迎えに言ったときには実感は喜びとなって湧き上がってきたようで顔中を輝かせながら教えてくれました。

それから一週間後…

新しいクラスに参加するまで、息子は浮かれまくりでした。
事あるごとに「ぼく上位クラスになったよ」「上位クラスのTくんだよ」と周囲にふれまわり、一週間をとても気分良く過ごしたようです。
息子は国語と社会が大得意、算数と理科は苦手という割と男の子にめずらしいタイプ。
4年生の時にも上位クラスになったことがあったのですが、上級者むけの算数の授業についてゆけず、順位がガタ落ちしてクラスダウンを経験しています。
(今回も算数がネックになるんじゃ…)
そんな予感が頭をよぎったのでした。

算数宿題地獄がはじまる!

実はクラスアップが決まったあと、前のクラスの担当の先生から連絡をもらったのです。
以前学習相談をした時には苦手教科・算数のこともあり「Tくんは、丁寧に教えてもらえる下位クラス(の授業)があっていますよ」などと話していたものですから、電話をもらったとき私は「先生、ど〜してクラスアップしたんですか?!」と疑問をぶつけてしまったのですが、先生は「会議で決まりました」とあっさり。
てっきり担任の先生の意向がクラス編成に影響すると思っていたのですが、会議で決まるのですね…
そして一週間後の定期テスト。国語・社会は平均以上だったものの、算数は近年まれにみる惨敗ぶり。
息子の顔から浮かれ色が消えて蒼白になってきました。
そして算数の宿題で一週間がつぶれる日々が始まります。

睡眠時間が7時間を切る

やってもやっても算数の課題が終わらない。
他の教科の宿題をやる暇がない。
学校の宿題すら負担になる。
寝る時間が11時をすぎ、朝なかなか起きられない、という悪循環に陥りました。
ひとつ下のクラスの時は、余裕をもって生活できていたのが、あっという間にギリギリの時間配分に。
時間がないのに朝の勉強時間にマンガを読んでしまう子供に親もイライラ、息子も叱られても反論せず無表情に落ち込むという、家庭内修羅場になりつつありました。

家庭内修羅場を切り抜けるのは言葉の力

そんな最低な感じのやりとりの中、私はひとつだけ心がけたことがありました。
それは『子供の頑張りを認めていることをちゃんと言葉で伝える』、そして『なぜ叱っているのかを伝える』ことでした。
子供も頑張って勉強しているのに結果が伴わず、苦しい時期だったと思います。
頑張ってやっているのに答えはあわず、あげく息抜きで親に怒られるのですから『もうやってらんね〜よ!!』状態だったのは想像にかたくないでしょう。
けれど子供だけでなく、私たち親もテストの復習ノートを作ったり、宿題につきあったりして頑張ったのです。
それは他でもない君のためだよ!と一緒にがんばる気持ちを言葉で伝えたのでした。

粘りを見せはじめた息子、そして一筋の光明が…

そんな苦しい日々(1ヶ月くらい?)をすごしていましたが、最近息子に変化が見えはじめました。
ちょっと前は算数の問題が解けないとすぐ癇癪を起こし、やる気を失うのも早かったのですが、難しい問題に取り組むことに慣れはじめたのか、すぐに解けなくても色々な解法でのアプローチを行うようになりました。
まあ相変わらず一発目の正解率は低いのですが…
今後私たち親子がどのようにして受験の夏を迎えるのかは、またご報告させていただきます。

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