今日もワンオペ育児してますか?
旦那は相変わらず夜遅くの帰宅ですか?
それとも、帰ってきたらテレビの前から動かない?子供が泣いてもしらんぷり?
どうしてこんなに何もしない人と結婚しちゃったんだろう??と、結婚前に何も考えてなかった自分に腹をたてる。
そんなあなたは「夫育て(おっとそだて)」を考えてみてはどうでしょう。
育児をめぐって夫と対決!!
ある夫婦のお話です。
Aさんの旦那さんはエンジニアで、毎日帰宅は夜10時以降。
家に帰るとすぐお酒を飲んでテレビをつけ、Aさんがどんなに忙しそうでも「オレは関係ない」とばかりに知らん顔だったそうです。
Aさんは育児休暇中でしたが、毎日の育児が大変で眠る時間も3時間足らずの日々が続いていました。
体力的にも精神的にも追い詰められたある日Aさんは決意します。
「旦那を変える。変わらなかったら離婚する。」
そして、ここからAさんの反撃が始まります。
A子さんと旦那さんは最初からぶつかりあいました。
旦那さんの言い分は「俺は会社で必死に働いて疲れて帰ってきてるんだ」
実家の母は専業主婦で、旦那さんはその時の気持ちを『家事育児は女がやるもの』という意識があったと振り返ります。
Aさんに対しても『早く家に帰って来てるのに一体なにが不満なんだ?』と思っていたとか。
ある日大げんかのあと、子供と家を出ていったAさんは、頭にきて実家に帰り何日か家を空けてしまいました。
Aさんは実家で頭を冷やしてこう思ったそうです。
自分の目的は喧嘩をすることではなく、夫にも育児を負担してもらうことだ。
そのためには相手を非難する言葉だけを投げても逆効果。
自分の気持ちを素直に伝えてみよう。
家に帰ったAさんは旦那にこう伝えます。
「育児は母親と父親の二人でやるもの。この子にとって父親はあなたしかいない。私はあなたに『夫』としてだけでなく『父親』になってほしいの。」
泣かせるセリフです。
Aさんはこのように相手を非難するのではなく「自分の気持ちを伝える」よう心がけ、そしてその日から旦那さんは少しづつ変わっていったそうです。
今では妻に感謝
Aさんの旦那さんは相変わらず帰宅時間は遅いものの、今では帰ってすぐお子さんのお風呂、寝かしつけを担当。
Aさんは「ずいぶん楽になりました。帰ってきたらなんとかなると思えるので」
そして今ではお子さんは二人に増え、A子さんも仕事に復帰。
第二子の出産時には、男性社員として会社で初の育児休暇を取得したそうです。
その時のことを旦那さんはこう振り返ります。
「あのまま子供に全くかかわらない人生だったらと思うとゾッとする。言ってもらえなかったら今のぼくはなかったです。」
育児に関わるようになった旦那さんの感想
「育児休暇をとって、今まで奥さんの家での仕事を過少評価していたことに気づきました。育児は仕事より大変です。会社には終わりがあるけど、育児には終わりはない。」
「子育てを経験すると人間的にも社会的にもすごく成長できる。部下に対する対応にも使えるので、仕事にも役立ってます。」
夫をイクメンに変える方法
と、ここまでは理想的な夫婦のおはなし。
Aさんの場合は夫と対決したことが吉と出ました。
しかし、夫と対決するにはエネルギーもいるし、言い方次第ではもっと険悪になってしまう恐れもあります。
そこまで夫にエネルギーを使えない、または、めんどうくさい!という方はこちらの方法がおすすめです。
夫を子供と思い、おだててその気にさせる
夫を褒めたくない、というその気持ちもよ〜くわかります。
どうして何にもやってくれないのに褒めなきゃいけないの?
考えてもください。夫は(中身は)子供と同じです。
ほめたらヤル気を出し、怒るとすねる。
ここはひとつ妻(あなた)が大人になって、一段高いレベルから夫をコントロールしなければいけません。
決して夫と同じ子供レベルの土俵で張りあわないようにしましょう。
まずはものすごく簡単な仕事をお願いし、「すっご〜い!」「なんでそんな上手なの?」と大げさにほめるのです。
その際心の中でどんなに嘲笑ってもかまいません。
夫は単純なので、あなたがどんなに芝居がかって大げさにほめても「えっそう?」とまんざらでもなく喜ぶでしょう。
そうしてヤル気を出したところで、少しづつ難しい手伝いをさせるようにするのです。
その時大事なのはやってくれたことに対して「文句をぐっと飲み込む」こと!
このあとにつづく「夫が子育てに参加するメリット」を読んで、今文句を言いたい気持ちとはかりにかけてみてください。
夫が子育てに参加するメリット
じつは、父親が家庭や育児に積極的に関わることは、周囲によい影響をもたらします。
父親が育児に積極的に関わると何が違うのか。
①子供の精神状態が変わる
父親が育児に関わると、子供が小学生になったときの心理にいい影響が出ると児童学者の研究でわかっている。
5〜6歳時点で、お父さんの育児行動が、
平均以上だった家と、平均以下だった家を比較した時、子供が10歳に達した時点で
「自分は生きていてもしかたないと思う」
と答えた子供の割合が、
父親の育児行動が平均以上の家は6.8%だったのに対し、
父親の育児行動が平均以下の家は、18.5%に達しています。
「自分は独りぼっちの気がする」
と答えた子どもは、父親の育児行動が平均点以上の家が15.9%だったのに対し、
父親の育児行動が平均点以下の家は、30.8%です。
②夫婦がラブラブに
当然夫に対するいい方に感情も変わってくる。
仲のよい夫婦になれる。
そこのあなた、イヤ〜な顔をしないように…笑
育児をする夫は妻から「魅力的な男性」「今でも恋人どうし」と思われる率が高い
●『夫は魅力的な男性?』
○お父さんの育児行動が平均以上の家…76.4%
×お父さんの育児行動が平均以下の家…51.9%
●『夫とは今でも恋人どうし?』
○お父さんの育児行動が平均以上の家…41.7%
×お父さんの育児行動が平均以下の家…29.6%
どうですか?文句をグッと飲み込める気持ちになったでしょ(笑)?
イクメンに変わるまで待てないあなたに
とはいえ、夫が変わるまでにはそこそこ時間がかかります。
「そこまで待てない!今すぐワンオペ育児を脱出したい!」という人は、市販のサポートサービスを利用するのも手です。
家事代行サービスを利用してカシコい母に
家事を人にまかせれば、子供とゆっくりすごせる時間が増えます。
お母さんの笑顔がふえればお子さんも、旦那さんも喜ぶはず。
ネットから申し込みもできる家事代行サービスはこちらです。
毎日イライラ?!我が子にストレスを感じるあなたへの処方箋